私の治療方針2012年09月18日 12:00

日本人には少なかった前立腺癌患者数が最近になって急増している様で、文献も多い。
文献によると、ホルモン療法を続けると癌細胞に耐性が出来てしまい、有効期間は数年、私よりも若干状態の良い患者の例を見ると3年を過ぎて効果が低下し始めてきている様である。個人差はあるが3年から5年の様だ。
耐性が出来てしまうと、後は抗がん剤に頼る事になる。最近になって新しい抗がん剤が承認されているが、余命が3月延びる程度で、前立腺癌の抗がん剤はそれ程効かない。
早く治療が開始されず焦っていたが、早くホルモン療法を開始していても一定期間しか効果が無いのだから進行癌(転移癌)患者の場合はどの時点で開始しても余命期間を大きく左右する事はなかった様だ。
但し、私の様に遠隔転移がある患者の場合で、がんが前立腺内のみにしか発生していない限局がんの患者の場合は耐性が出来る前に切除、放射線治療などで根治は可能である。
限局がんの内に早期発見出来るか否かで寿命が大きく変わる事になる訳で、50歳を過ぎたら定期的な血液検査を受ける事をお勧めしたい。

日本人に患者が増えた原因は欧米型の食生活になって来た事だと言われていて、ホルモン療法の有効期間も日本人の様が長く続くようだ。
そんな事から、掛かった後も食生活が重要と思い、日本食を極力多くしている。

1月後2回目の治療に、前立腺癌の癌細胞の活性度を示す腫瘍マーカーPSAの値は下がって来ていてまた少し安堵した。
前月に提案したことを覚えていたのか否かは定かではないが、今回も元の泌尿器科に戻る事を提案された。
また同様にお願いしてJR病院で治療することにした。

紹介して来た泌尿器科に義理を果たそうとしているのか、これが通例なのかは分からないが、正直なところ不安を覚えた。

その後、長年オーバルの産業医を務めて頂いていた望月昭医師にご心配を頂き、望月昭医師にご紹介をして頂いた落合の山本泌尿器科医院、院長の山本史郎医師の紹介で前立腺癌を専門にされている厚生年金病院の泌尿器科部長、赤倉功一郎をご紹介して頂き、セカンドオピニオンを聞かせて頂き、同医師の下に転院を果た。

その間の経緯については、追って書く予定ですのでまたアクセスして下さい。

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